ラブストーリーだけじゃない！一味違う韓国ドラマ

韓国のテレビ局KBSで２０１７年１月から放送しているドラマ「金課長」！２０１７年の春、一番人気の高い作品として知られています。ピンハネ専門家（！？）のキム・ソンリョンが、有名大企業の経理課長として就職し、意図してないけれど、何かと弱い者を助けるヒーローになるという物語です。主人公キム課長を演じるナム・グンミンだけではなく、2PMのジュンホ、女性主人公のナム・サンミらの演技が優れていて、これといったラブストーリーはないけれど、キム課長がヒーローとして活躍する姿が、とても清涼感のあるドラマです。ギャグの要素が強いので、とにかく笑いたい！という人におすすめです。

tvNの「グッドワイフ」はアメリカの放送局CBSで2009年から放映され世界的な人気を集めたドラマ「The Good Wife」を韓国版にリメイクした作品です。韓国で「カンヌの女王」と呼ばれ、主に映画を中心に活躍していた女優チョン・ドヨンが主人公の女性弁護士として出演、話題になりました。旦那さんや弁護士の同僚との三角関係のラブストーリーはありますが、基本的にはチョン・ドヨン演じる女性主人公キム・ヘギョンの成長物語！様々な苦労を乗り越えて、弁護士として、一人の女性として成功を成し遂げる姿がとても興味深いドラマです。原作の「The Good Wife」はシーズン７まで制作された長編ドラマですが、韓国の「グッドワイフ」は、原作でも評価の高かった事件を選んで作っている感じで、法廷でのやり取りも見どころ。

ケーブルテレビのチャンネルtvNで放映された「ナイン〜9回の時間旅行〜」は、それまで‘ドラマはやっぱり地上波じゃないと面白くない’という偏見を打ち破った作品。主人公が２０年前に戻れるお香を手に入れ、恋人と家族の幸せのために過去を変えていくというストーリーです。ラブストーリーがないわけではないのですが、どちらかというとタイムスリップによるサスペンスの要素が強いです。日本でもファンの多いドラマ「イニョン王妃の男」の制作スタッフによる作品としても知られています。

「ゴハン行こうよ」は、韓国では初めてのグルメドラマです！人気の高い作品として既にシーズン２まで制作されています。「ゴハン行こうよ１」は、保険会社に勤める男性主人公と同じく会社員でバツイチの女性主人公を中心に、その周りの友だちや同じ建物の住民たちにまつわる話ですが、毎回、何かと美味しいものを中心にストーリーが進むのが特徴。

トッポギ、チキン、ジャージャー麵など庶民的な食べ物ばかりですが、主人公を演じたBEASTのユン・ドゥジュンが、本当に美味しそうに食べる姿を見ていると、どんどん食欲がわいてしまうのが、このドラマの長所であり、短所でもあります（笑）。このドラマを見て、太った！という人もいるくらいなんですから、夜中に見るのはあまりおすすめしません。韓国ドラマにしてはびっくりするほどごく普通の主人公によるごく普通の話で、奇跡的なラブストーリー的なものも、ガッコ良くてお金持ちの主人公もいませんが、それが逆に共感を呼び、人気を集めました。